とても不思議な縁で出会った深松浩子さん。子育てのことでひどく悩んだり落ち込んだときに相談させてもらうなど、私がとても信頼している方です。「子どものみかた」という学び舎をスタートするべく準備をしているとのこと。子育てのヒントになることや考え方をいろいろとお伺いしていきます！
栃尾クリエイティブの。
深松反対語。
栃尾こんにちは、ストーリーエディターの栃尾江美です。このポッドキャストは私、栃尾江美が好きな人やお話したい人をお呼びして、クリエイティブに関することや哲学的なことを好き勝手に話す番組です。今日は、今日のゲストは浩子です。よろしくお願いします。
深松よろしくお願いします。
栃尾浩子さんは、えっと、何者なんでしょうか？
深松（笑）。
栃尾（笑）。
深松えっと、私はですね、学び舎「子どものみかた」というのを開くために、今準備中でして、今は家庭教師とかですね、あと、うちにお子さんに来てもらって、お勉強を見たり、何か相談に乗ったりっていうことをしています。
栃尾うんと、あれだよね。学び舎「子どものみかた」っていうのは、結構前から準備っていうか、構想はあって、今こう立ち上がってきたっていう感じだよね？
深松そうですね。やっと準備始めたっていう感じですね。
栃尾うん、うん。具体的に……、あ、私と浩子の繋がりを話したほうがいいのかしら？
深松あ、そのほうがわかりやすいかも（笑）。
栃尾（笑）。私が「GIVEの実験室」っていう、オンラインコミュニティの運営メンバーとしてやっていて、そこに旦那様が、浩子の旦那様が入ってっていうか、いらしてくれたんだよね。
深松そうですね。
栃尾それで、えっと、なんか紹介してもらったんだよね。
深松そう、そう。うちの旦那……。
栃尾なんでだっけ？ うちの長男が不登校とかだったから、相談したいみたいな感じだったんだっけね？
深松そう、そう。それで初めてお会いした感じかな。
栃尾うん、うん。それでちょっと、そうだよね。ちょっと一時期、一緒に遊んでもらったりとか、私も結構ディープな悩みを相談したりとか（笑）。
深松（笑）。
栃尾して、今は週一でね、長男の家庭教師を、ちょっと次男もチラチラみながら。
深松（笑）そうですね、そう、そう。
栃尾お願いしてるって感じだよね。
深松そうですね。
栃尾うん、うん。そうだね、その学び舎の説明をする前に、私はすごく浩子を信頼しているっていうのがありまして。
深松ありがとうございます。
栃尾子育てに関してというか、子どもをすごい尊重してるんだよね。
深松うん、尊重してる。尊重……
栃尾（笑）。
深松うん、ただ可愛いなっていう（笑）。
栃尾無条件で子どもを愛してるって感じだよね。
深松何でかわからないけど、愛らしくて、愛おしい。愛しい。
栃尾うん。で、基本的に大人はそんなに好きじゃないんだけど（笑）。
深松（笑）。
栃尾でも、私とかに対しては、「もう愛しい子どもを育ててくれてありがとう」って気持ちだって言ってたよね。
深松そう、本当になんか「世の中のお子さんを見てくださって、産んでくださって、本当に宝をありがとうございます。もう日々日々大変だろうにも関わらず、ありがとうございます。あんなに可愛い子を育てていただいて」って思ってます。
栃尾（笑）。
深松おかげでさまで、みることができます。
栃尾全世界のさ、お母さんにそういう感情を、大げさに言えばっていうか、究極的には持ってるってことなんでしょ？
深松持ってる、持ってる。そして、大人はあんまり興味ないって言っちゃったけど（笑）。
栃尾（笑）。
深松やっぱり、そこも子どもの親とか、保護者様なんだなと思うと、やっぱりもう代え難い感じになっちゃう（笑）。
栃尾（笑）。
深松あとは、もう「ありがとうございます」みたいな。
栃尾へぇ。おもしろいよね。だから、それでそういう気持ちを聞いて「ちょっと変わってるけど（笑）、すごいな」って思ったんだよね。
深松（笑）。
栃尾うん、うん。それはさ、いつからそういう気持ちなの？
深松えーと、たぶん、最初は本当に妹たちを、うちの家庭環境が厳しくて、で、母親が夜の仕事をしていて、なかなか子育てっていうタイプの母親でもなくて。
栃尾うん。
深松で、母と父が再婚したときに(母の連れ子の)妹ができて、すごい可愛くて、天使かと思った。
栃尾何歳違うの？
深松5歳違う。
栃尾へぇ。
深松天使かと思っちゃって。
栃尾へぇ。
深松で、そのあとすぐ次の年かな。でも、結構経ってからか、2人目の妹が生まれて、今度は赤ちゃんから子どもを看ることになって、2人の面倒をやっぱり看なきゃけなくて、そのときに、妹たちの天使のような愛らしさに憑りつかれたみたいな。
栃尾（笑）。
深松（笑）。
栃尾なんかそれまでは結構生きるのが大変だったりして、妹さんたちに救われたみたいな感じなの？
深松一人の世界だったし、それまでは。シングルファザーの家庭で、父親はずっと仕事で一日家にいなくて、家政婦さんがうちに来て家のことをやるけど。
栃尾ふーん。
深松家政婦さんはそんな会話しないし。
栃尾ふーん。
深松で、絵だけ描いて、まあ、とりあえず学校は行っているけど、そもそもすごい転校もしてるから、学校に行くっていうほど行ってないし、友達もいないから、っていう状態でいたのが、母が来たことで、なんか棚ボタ的に妹も付いてきて。母も衝撃だったけれども、なんか「こんな綺麗な人が母親なのか」みたいな（笑）。
栃尾へぇ。
深松「おー」と思ってたら、すごい可愛い妹が付いてきて、なんか一気に守るものとか、可愛いと思えるものができたみたいな、一緒にいる人ができたっていうことがすごい大きかったかな。
栃尾じゃあ、まあ、社会人とかになる前から、ずっと子どもの面倒を、それこそ赤ちゃんのときから看てて、で、社会人になるときも、もう、すぐ子どもの教育関係に行ったの？
深松そう、えっと、最初は絵しか描いてないから、絵描きを目指してたけど。
栃尾あぁ、絵が好きだったんだよね。
深松でも、妹たち、家族のことを考えて、「職業を手堅くしよう」って思った瞬間から、もう教育、教育っていうか、妹たちのような子たちをみていきたい、みたいな。
栃尾はい、はい。
深松「こういうのを仕事にできるんだろう、教育は」みたいな。
栃尾うん。
深松で、ずっと教育で、社会人も新人、新卒で教育業界に入って、塾に入って、教室長をやってみたいな感じ。
栃尾なるほどね。で、今、それで、今は個人的に家庭教師をしたりとか、自分のご自宅でいろいろお子さんみてるってことで、それをもうちょっと組織的に学び舎にしたいってこと？
深松そう、あの、場所も欲しいなとか、私一人ではやりきれない、成し遂げられないこともあるってやっぱり思うし。
栃尾うん。
深松そうすると、まあ、仲間とか、子どもとか、親御さんたちが来る場所とか。で、私以外の人でも、子どもと接していいだろうなって思える人たちっていっぱいいるから、そういう人たちとも出会ってほしいって思うと、個人でやってるより、場所を持ってやったほうがいいかなっていう。
栃尾ふーん、それはさ、塾みたいな感じになるの？
深松うんと、学校の補習はするけれども、それ以外の、科目っていうのかな、カリキュラムっていうのかな、その子が勉強したいとか、研究したいとか、ちょっと調べてみたいって思うことに合わせて、その子のカリキュラムをその子どもに作ってもらう。
栃尾ふーん。一人ひとり違うことをやる感じ？
深松そう、そう。あとは、特別講師のような方をお呼びして、例えば哲学だとかっていうのを、子どもと語り合う場として設けてみたり、あとは、まあ、例えば色んな国に行くチャンスがきっとあるから、子どもたちにも、そういう国の背景の子たちに接することもいっぱいあるから。
栃尾うん。
深松例えば、食事でも少しずつ、例えば、食事のマナーを知ることで文化を知っていくとか、そういうカリキュラムも入れていきたいなと思っていて。
栃尾ふーん、色んな体験ができるっていう感じ？
深松そう、できるだけ色んな体験を準備したい。
栃尾うん、うん。勉強中心じゃないんだね？
深松どちらかというとそう。そっちが中心で、塾というか、補習はどうしても補習で悩んでる子っていうのがいるから、だからしますっていう感じかな。
栃尾うん。
深松でも、先取り学習とか進学向けの勉強は、ちょっと今は考えてないかな。
栃尾ふーん。なんかさ、私がさ、子どもにさ、「行ってみる？」って言うとしてさ、どういう売り文句だと良いのかね？
深松「自分のやりたいことを自分のやり方で、やっていけるよ」っていう感じかな。
栃尾（笑）例えば、その子が、サッカーだったらサッカー教室に行くじゃない？ やりたいことがサッカーだったら。
深松うん、うん。
栃尾だけど、なんだろう。そうじゃなくて、例えば、ポケモン大好きみたいな場合とか。
深松うん、うん。
栃尾「いや、別にそんなところに行く必要ないけど」みたいな。
深松まあ、でも、ポケモンをじゃあ、どうやって作ってるかとかを、そういう人たちにどうやって近づいていくかみたいなのを一緒に考えて行こうかみたいな。
栃尾はい、はい。
深松ポケモンの何が好きでどういうところに近づきたいかとか、そういうことがわかれば、じゃあ、ポケモンを好きだけど何したいみたいな。
栃尾うん。
深松攻略法知りたいんだったら、「じゃあ、攻略法知るにはどうしたらいいかな」って言って、まあ、インターネットでも今は全然いいし、あとは、どうやって作ってるか知りたいとかだったら、まあ、本当に会社にどうやってアポとるかみたいな練習から始めて。
栃尾うん。
深松そういう体験をお手伝いするというか。
栃尾ふーん。
深松実際にやっていくのは子どもたちだけども、「こういう方法があるよね、でも一人じゃ最初は怖いかもしれないから、不安もあるかもしれないから、ちゃんと隣にいるからね」っていう感じで、好奇心、出した好奇心を、どこまで、伸ばしたいところまで、その子が伸ばしたいところまで付き合っていきたいなって思う。
栃尾そういうさぁ、なんかまあ教室ではないのか、そういう場所ってさ、今は全然ないの？ それとも、似たようなのは何かあるの？
深松えーと、あると思う。えーとねぇ、似たような体験学習みたいなのをやる教室もあるし、あとは、例えば理科に特化すれば、理科実験教室とかもあるし。
栃尾あー、なるほど。
深松ただ、色んなものをちょこちょこと好きなだけ研究できるみたいな、本当の学問の始めに触れるみたいなことをやるっていうところはそんなにない。
栃尾ふーん。
深松時間がかかっちゃうのと。
栃尾うん、うん。
深松あとは、そういうカリキュラムを立てると人員も必要になっちゃう。
栃尾そうだよね。だから、本当に結局、浩子だから任せたいみたいな感じなんだろうなって、今聞いてて思ったけど。
深松よく知ってもらって、それに共感してくれる方。
栃尾そうだよね。
深松に来てもらえると、いいかなとは思う。
栃尾うん、うん。なるほど。じゃあ、えっとですね、次回からは、なんかこう浩子が色々お子さんと接してきて、どんな風に教育についてとか、個性とかそういうのをどんな風に考えているのかっていうのをちょっと話していければと思います。
深松はい。
栃尾今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
深松はい。
栃尾はい、以上、栃尾江美と。
深松深松浩子でした。
＜書き起こし、編集：折田大器＞
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