以前よりTwitterでつながっているたなしんさんがゲスト! 新規事業立ち上げ、リブランディングなど面白そうな仕事をたくさんされていて、ご自身で気合の入ったメディア『Point of View』も運営されています。初回はたなしんさんの活動について伺いました!
クリエイティブの。
反対語。
こんにちは、ストーリーエディターの栃尾江美です。このポッドキャストは私、栃尾江美が好きな人やお話したい人をお呼びして、クリエイティブに関することや哲学的なことを好き勝手に話す番組です。えっとですね、「反対語」の声が今日から男性の声になりましたが。
(笑)。
えっと、たなしんさんです。よろしくお願いします。
初めまして、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。たなしんさん、私ずっとTwitterでつながっていて、1回お会いしたことがあって。
はい。
お茶しましたけれど。
はい。
じゃあ、えっと、どんな方なんですか? (笑)。
どんな方(笑)。
教えてもらってもいいですか(笑)。
えっとですね、僕、説明がしづらいっちゃ、しづらいんですけれど。
はい。
えっと、まあ、主な仕事としましては、企業さん相手の仕事が多くてですね、企業さんっていうか、自治体さんかな。自治体向けの仕事が多くて。
えー、そうなんだ。はい。
で、企業さんで行きますと、新規事業を一緒に作っていったりとか、リブランディングのお手伝いであったりとか、なんかそのあたりのお仕事を、すごく大きな会社というよりも、中小、零細と言ったら失礼かもしれないんですけど、その地域に根差したような会社さんっていうんですかね。
ふんふん。
オーナー系の企業さんとか。
はい。
そういう会社さんとの付き合いが最近は非常に多くて、そういった方々と一緒にお仕事させていただいたりしています。で、自治体でいうと、最近は岩手県のほうの自治体さんとちょっと一緒にお仕事させていただくケースがありまして。
へぇ。
ちょうど先週も4日間ぐらい岩手のほうに行ってたんですけど。
はい。
そんなんで、ちょっと疲れましたっていう感じなんですけど(笑)。
そっか、先週忙しかったっておっしゃってましたよね。
そうですね、はい。
え、それって、新規事業とか、リブランディングっておっしゃいました?
はい。
それの中にもいろんな仕事があると思うんですけども。
はい。
その中の何を? マーケッター的な?
えーと、そうですね、元々僕が、前職っていうんですかね、前職がマーケティングの仕事をずっとしてまして。
ふん、ふん。
で、まあ、その頃っていうのは結構リサーチだったり、商品開発だったり、イベントやったりとか、広告作ったりみたいに、まあ結構手広くいろいろなことをやってたんですけど。
へぇ、はい。
その関係もあり、まあ、そういうのが好きなのもあるんですけど、なので、新規事業って言っても結構いろいろやることが実はあるとは思ってるんですけど、それこそ商品開発するところから、「じゃあ、お客さんどうやって作るの」みたいな集客の部分ですとか、とにかくビジネスを作っていくために必要なことを、僕自身別にデザインができたりとか、ウェブいじれたりとか、そういうわけではないので、当然その知り合いのデザイナーさんとか、そういうクリエイターさんとかとちょっとプロジェクトを組んでやるような感じになるんですけど。
ふん、ふん。
そんな風な形で仕事をしてたりしてますね。
じゃあ、最初は数名でやってるような感じですか?
そうですね。僕、一応、自分でも法人をやってるんですけど、それも別に雇用するような形ではなく一人でやってたりしていて、必要に応じて、要はパートナーと一緒に動いたりみたいなやり方だったりするんですよね。
うん、うん。
あとは、僕の知り合いがやってる会社にも所属してたりするので、結構色々この、なんか色んなところに所属しているっていうかですね(笑)。
はい。
そんな感じの働き方なんですよね、今。
じゃあ、そういうお知り合いのところから仕事が来ることもあるし。
そうですね、はい。
たなしんさんに直接問い合わせがくることもあるんですか?
もあったり、はい。
へぇ、どんな風に仕事が発生してくるんですか?
だけどですね、やっぱり考えると、やっぱ人脈なのかなと思うんですよね。
はい、はい。
紹介でこうやっぱ来たりとか。
はい。
ああいうこと、「ちょっと相談があるんだけど」みたいな形で来たりとか。
はい。
はい。当然自分でイベントを一発やってみて、それで集客して、そこから営業かけるみたいなことも昔はやってたんですけど。
はい。
まあ、最近コロナでそういうこともちょっとできなくなっちゃったんで。
うん、うん。
うん。
今みたいな仕事って多分、なんだろう、言葉で聞いただけでも、私がたなしんさんに「どんなことをお願いできるか」ってなかなかイメージが湧かないんですけど、たぶん一緒にプロジェクトをすると「あ、こういう動きができる人なんだ」ってわかるから、別の時に「またなんかお願いしよう」みたいになるんでしょうね。
そうですね、たぶん。
そういうイメージ?
なので、やっぱり紹介系が多いんですよね、きっとね。
で、収録前に肩書きないっておっしゃってましたけど。
はい。
肩書きがなくても大丈夫ってことなんでしょうね、そういう場合は。
あんまり、昔、ちょっと前まではコミュニケーションディレクターとかって言ってたんすよ。
はい、はい。
確かにそういうこともやってるんで、いわゆるコミュニケーションを生み出したり、作ったりみたいな。
うん、うん。
それこそ、商品の名前を考えたり、コンセプトを作ったりとか、そういうこともやるので、確かに顧客と企業をつなぐみたいなことで考えていくと、まあ、そういうことではあるんですけれど。
うん、うん。
でも、それって実をいうと結構自分が、なんだろうな、ちょっとこう言いたいだけというか(笑)。
(笑)。
企業側からすると、「何ソレ?」みたいな感じだったりするじゃないですか? 「それなんかよくわかんない」みたいな。
なるほど。
だとしたら、今までやってきたこととかを逆に見せてあげて、その実績というか、現物というか、なんかそういうことで話を進めたほうが早いのかなと思いまして。
ふーん、そのプロジェクトによって色々やることって違いますよね。
はい。
もちろん、目的も、なんでしょうターゲットも、何もかも。
はい。
そうすると、やることも違ってくるじゃないですか?
はい。
その中で、たなしんさんは「あれとこれとこれが必要だから、自分はこれやろう」みたいな感じで動くわけですか?
そうですね……
うん、うん。
大体は、プロジェクトマネージメントみたいなことは僕がやることが多くて。
あぁ、なるほど。
で、割りとコンセプトデザインとか、言葉にする言語化するところとか、もろもろ何だろう、整理整頓したり、まあ、ビジネスで考えていくなら、収支設計とかそういうこととかは僕が結構やることが多くて。
はい。
で、具体的にそれをビジュアライズしましょうとか、どういうメディアに出してこうみたいなこととか、そういうことは、むしろパートナーさんと一緒にやることが多いって感じですかね。
ふーん。じゃあ、プロジェクトマネージャーっていうほうが割とわかりやすい。
そうでうすね。だからまあ、ディレクターとかいうのかもしれないですけど。
はい、はい。
「ディレクターって言ってもちょっと抽象的だな」みたいなこともあったりして(笑)。
そうですね。いろんなディレクターがいますからね。
いろんなディレクターいるんで、ホント。
なるほど、なるほど。
で、結構、そうですね、ネーミングしたりとか、コンセプトを作ったりとか、そういうのは得意なので、よくやるんですけど。
はい。
あとは、まあ、とっちーさんみたいに結構文章にしたりとか、なんかそういったこともやりようによってはやるみたいな感じで。
うん、うん。わかりました。その他にも、でも、結構たなしんさんで気になっていることがあって。
はい。
いろいろ会社をやってたりとか、メディアをやってたりとか、するなっていう。
(笑)。
あのHTML名刺っていうのが……、
あぁ、はい、はい。そう、そう。
Twitterにね、リンクされていて、それを見るとなんかいろいろやっているなっていう印象なんですけど。
はい。
それをまたなんかいくつか教えてもらってもいいですか?
あ、はい。メディアの話します? じゃあ。
はい。
メディアっていうのもですね、これ元々は自分の個人ブログっていう形で、ホントに2017年……、18年くらいですかね、2018年ぐらいからちょっとやり始めて。
「Point of View」ですか?
えっとですね、その時は名前が違うんですよ。
あ、最初は?
はい、最初は名前が違くて、えっと、はい、で、ちょうどこの今みたいな形式で、なんかそれこそちゃんとやり始めたというか。
うん、めっちゃしっかりしている。
「ちょっと頑張ろっかな」みたいな(笑)。思い始めたのは、本当にこのコロナ前ぐらいのタイミング。
あ、そうなんだ。今年入ったぐらいですか。
今年入ったぐらいのタイミングなんですよね。
うん、うん。
で、その時に、「じゃあ、名前も変えちゃおうかな」みたいなことで、今はその「Point of Vew」という名前を一応メディアのタイトルにしているんですけど。
はい。
そういう形で、週に1回ぐらいのペースでちょっと今は上げてみてはいるんですけど。
結構ボリュームありますよね。週一だと結構大変そう。
そうですね。なかなか苦しいですね(笑)。
(笑)。しかも読んだ本とか書いてあるから、めっちゃ本読んでる、読まなきゃっていうのもあるし。
そうですね。
うん、うん。
まあ、読書もしたいので。
はい、はい、「一石二鳥かな」って?
「そういうセットにしちゃえばいいかな」みたいなこともあって、やり始めています。
メディアのコンセプトを教えてください。
(笑)。
読みましたが(笑)。
(笑)。えっとですね、「視点をつくるWebメディア」というようなコンセプトでやってまして。
はい。
視点というのが、視る点って書くあれですけど、それを単純に英訳すると「Point of View」になるということで、非常にシンプルな名前なんですけど。
はい。
僕が結構ですね、物事を考えたり、何かを作っていくときに、すごくその視点の有無みたいなのを結構大事にしているところが昔からありまして。
はい。
なんでもそうだと思うんですけど、なんかこう自分の視るポイントが増えれば増えるほど、物事ってできるようになってくると思ってるんですよね。
うん。
なんかこのポッドキャスト配信にしてもそうですし、何かを書くにしてもそうですし、すべての物事に言えると思うんですけど、何か1つ視点が、誰かから「あ、こういう見方もあるのか」みたいなものを授かったときに、いきなり急激的に“できる”ようになったりするときあるじゃないですか。
“できる”って、“できる”ってどういう意味ですか? “わかる”じゃなくて?
あ、“わかる”もそうです。“わかる”とか“できる”。
うん、うん。
なんかこう「あぁ、こういう見方があったのか」で、いきなりこう“わかる”ゾーンに入ったりとか。
啓けるみたいなね、はい、あります、あります。
で、僕もサッカーとかずっとやってたんで。
あ、だから“できる”なのか。はい。
今まで運動に変わらなかったものが、運動化されるタイミングとか。
え、難しい……、はい。
要はなんか「こういう動きができなかったんだけど、あ、こういう理屈でこういう動きをすればいいのか」みたいなものが、体感として、頭でもわかって体でもわかるときみたいな。
うん、うん。
っていうので、結構その、大学受験のときとかもそうなんですけど、視点を増やしていくことが、「あぁ、なんかこれが人生を豊かにしていくことなのかもしれないな」みたいなことをちょっと思うようになって。
うん、うん。
なので、まあ、とにかく色んな分野で視点をかき集めるようになってきたわけですよね、なんか自分。
あぁ、なるほどね。
色んな人が持っている見方とか、それって別に1つじゃないですし、複数あるじゃないですか?
はい。
なので、そういう視点。だから子どもが見てる視点もそうだし、同世代が見てる視点もそうだし、上の世代が見てる視点もそうなんですけど。
なるほどねぇ。昔ですね、ヤギワタルさんっていうイラストレーターさんに出ていただいたことがあって。
はい。
いっぱい結構有名な書籍とかでイラストを描いてたりとかするんですけど。
ふーん。
見れば多分わかると思いますよ。
あ、ホントですか。
その方も、同じようなことを言ってました。出版業界を知るために、デザイナーさんが書いたりとか、印刷業者さんが書いたような本を読んで視点を増やしてるって言ってましたね。
あぁ、そうなんですよね。
そういうことで本質が見えてくるっていうかね、そういうことなんでしょうかね。
なんか視野が広いとかいう言葉あるじゃないですか?
はい、はい。
で、あれも「どういうことなのかな?」って自分なりに解釈すると、結局「視点の多さが視野に繋がっているんだな」と思っていて。
うん、うん。
「見るポイントが多ければ多いほど、視野自体も広くなる」っていう風な考え方だと思ってるんで。
確かにね。
なので、とりあえず視点、「まあ、よくわからないけど視点増やしておこうかな」みたいな(笑)。
(笑)。
そういうノリで生きてる感じですね。
なるほど、なるほど。わかりました。ちょっとお仕事とメディアの話で終わってしまったんですけど、時間が。また次回以降詳しく、一つひとつお伺いしていければと思いますので、今日はこのあたりで終わりにしたいと思います。
はい。
では、以上、栃尾江美と。
たなしんでした。
<書き起こし、編集:折田大器>