反対語。

こんにちは、お坊さんYouTuberの武田正文です。

はい。

はい、よろしくお願いします。

そうなんですよね。

そうですね、まあ、いらっしゃらないこともないんですけど、あんまり多くはないですね。

そうですね、まったく別のものですからね。

そう、そう。目的としてはやっぱり仏教も苦しみの解決だし。

心理学の方も人の悩みを解決するっていうことなので、まあ、目的はすごく似てるんですよね。

「その辺りを繋げたらいいな」みたいな感じなんですけどね。

まあ、シンプルにですね、私はお坊さんとして働いてるのが半分、カウンセラーが半分みたいな感じで。

結構行ってるんですね。町内のですね、学校とか企業とかに非常勤で、日替わりで色んな所に行ってるんですよ。

そう。で、学校に行ったら子供の悩みを聞くし、働いている所に行ったら、その職場での悩みとか、職場でどうやったらもうちょっと色んな業務が円滑にいくかみたいな方法を一緒に考えるとか、そういうのをやっている感じですね。

そうですね、まあ、僕、資格としては臨床心理士と公認心理士で、産業カウンセラーは持ってないんですけど、まあ、やってることは産業カウンセラーって感じですね。

そんな感じです、そんな感じ。

これはもう普通にカウンセラーとして行ってるので。

スーツ着て行ってたりとか、こんな格好じゃない。お坊さんじゃなくて、普通に行って働いてます。

うん。

好きな仕事なんです。すごく楽しくって。

で、お寺に帰るまでは、僕は、精神科病院で働いていたんですよ。だから、ホント統合失調症とか、鬱病とか、精神病の方のカウンセリングとかやってて。で、「この人の心の世界がどうなってるのか」っていうのをもうずっと考えてたんです。ああいうの好きで。

すごい楽しかったんですけど。で、お寺帰らなきゃいけなかったから、まあ、泣く泣くその仕事は辞めて、帰ってきて。近くでできることって言ったら、学校とか、企業とかのね、カウンセラーかなっていうことで。まあ、今のよりも、本当はもっとカウンセリングやりたいんですよ。色んな人のお話聞きたいし、楽しんですけど。まあ、お参りしなきゃいけない、お葬式行かなきゃいけないんで。

あんまり仕事も入れすぎるとお参りできなくなっちゃうので。

まあ、これぐらいにしてるって感じですね。

うん、ぐらいかな。それぐらいだと思います。

はい。

そう、そう。

あ、スクールカウンセラーで行ってます。

もう全校配置になってると思います。どこの小中学校にもあると思います。

そう、そう。あそこにいるんですよ。

はい。

いやぁ、まあねぇ、人の話を聞くのが好きで。

で、話を聞くっていうよりか、なんかその人の人生を一緒に追体験できるっていうのが、すごい勉強にもなるし。

自分で思ってもないような環境とか、自分が想像できないような感情とかっていうのがいっぱいあって、そういう話を聞くのがすごい好きなんですよね。

あぁ、だと思いますね。感覚的にはたぶんそうだと思う。

小説で体験できるようなことを実際、目の前の人が色んな経験しておられるのを聞いて、しかもカウンセリングで自分もそこにコミットできるので、ホントやりがいのある仕事ではありますね。

まあ、やっぱりありますよね。しんどくなる。ホント絶望的な状況で生きてる人っているので、そういう方の話を聞いてるとしんどくなるのもあるんですけど、だったら、まあ、僕わりとね、さっぱりしてるので、平気なんです（笑）。

わりとこう気持ちを切り替えるのが得意なので。

まあ、へこみもするんですけど。で、それを切り替えるのにも、仏教はすごく役に立ってると思ってて。

で、仏教の教えだと、「一切皆苦」っていう言い方をするんですけど。

「すべてのものは皆苦しみである」っていう言い方をするんですよね。だから、「人生なんか上手くいかないし、絶望的な状況にあるっていうのは、そんなに変わったことじゃない」っていう価値観が仏教のベースであるので。

カウンセリングで、そういう絶望的な人に出会ったときにもですね、「いや、この人も今は大変だけど、カウンセリングで何もできないけど、きっとこれから何かが変わる」っていうのを信じて関われるので、そういう意味では「仏教をやっててよかったな」って思ったりもしますね。

そう、そう。

うん。

言わないですけどね、カウンセラーのときは。

はい、言わないんだけど、自分の心の中ではそういうのを思ってる感じです。

あぁ、そうですね、遥かに健康度の高い方なので。

わりかし元気になったりとか、前向きになれることが多いので、楽しいですよね。

それもやってて、お寺にカウンセリング受けたいって言って来てくださる方もいらっしゃいますし。

Zoomで、オンラインでカウンセリングも受け付けてるので、結構ね、Youtube観て「カウンセリング受けたい」って言って連絡くださる方もいらっしゃってて。

ちょいちょい、話をしてカウンセリングしたりしています。

もうね、便利な時代ですよね。こうやって遠方からでもPodcast録れますもんね、こうやって。

そう、そう、便利ですよ。

うん、なんでもできますよね。

そうですね、ちょこっとは広がってるけど、まあ、そんなにね拡げる気ないので、あんまり言ってないのと、宣伝してないので、そんなにびっくりするほどは広まってないんですけど。

ぼちぼちですね。

はい、広めたら忙しいですからね（笑）。

だから、ぼちぼち色々できたらいいなって感じです。色々やるのが好きなので。

何か1つをめちゃくちゃ増やしたいとは、あんまり思ってないんですよね。

あぁ。

そうでしょうね。

（笑）そうですよね。

なかなか悩みどころですね。

うん。

あ、そうですね。あのぉ、たぶん皆さんイメージの中で、ホント鬱病になったりとか、絶望的な状況にならないとカウンセリングって受けちゃダメって思ってる人が結構いるみたいで。

そんなことなくて、「こんな簡単な悩みで相談していいの？」みたいなことを言う人いるんですけど。

それが実はすごく重要で、今、自分がちょっと悩んでることって、これから先の人生にも同じような悩みがいっぱい出てくるわけですよ。

これを早めに解決できてれば、そこから先の人生ずーっと楽だから元気に過ごせるんですけど、それをずーっと積み重ねちゃうから鬱になったりとか、しんどくなるわけで。だから、できれば早めにですね、「ちょっと、聞いてもらいたい」とか、ちょっと自分の人生の流れをですね、考え直したいっていう人に、できればどんどんカウンセリングに来てもらいたくて。で、そういう人だとですね、カウンセリングって重症の方だと、やっぱりもう1か月とか、2か月とか長くやらないとなかなか効果出ないんですけど。

健康度の高い人だと1回話すだけとか、2回とか3回で、結構な成果が出るんですよ。

なので、よかったらね、そういう人に是非来てもらいたいですね。

元気だけど、ちょっと迷ってるぐらいの人。

そう、そう、そう。早めに来てくれた方がやりやすいかなっていう感じ。

やりようがない（笑）。

そう、そう、そう。

そうでしたか、大変でしたね。

あぁ、えぇ、なるほど、なるほど。

あぁ、ありますね、ありますね。

えぇ。

どうでしたか？ やってみて？

うん。

うん。

あぁ、なるほど。いや、でも大事なことですよ、それ。

あぁ、なるほど、なるほど。

あぁ、はい、はい。

それはまあ、2回目があったら違ったかもしれないですし、あと、まあね、やっぱりね、相性があるんですよ、なんて言ったって。

そう、だから、良い、自分にあった人に1回目で出会えるとは本当に限らないので。

だから、何人か聞いてみると、「この人ありだけど、この人ちょっと」みたいなのが見えてきますよね。

そうなって、自分に合った人に、気軽にこうやってオンラインとかだとアクセスできるので、良い時代ですよね。

うん。

あぁ、そう、そう。

あると思います。で、あの、カウンセラーって実はバックボーンの理論がみんな結構違うんですよ。

だから、その人がどの理論を用いてカウンセリングやってるのかによって、その1時間の雰囲気って全然違うので。

そういう意味でも、ご自分が受けたいカウンセリングには、こういう人の方が合ってるよね、っていうのがやっぱりあるので、その辺りも含めてね、色々とやっていくと自分に合ったものが見つかりやすくなりますよね。

えっとですね、大きく分けたら3つかな、メジャーなの。

1つ目が「精神分析」って言って、「あなたの無意識分析します」みたいな感じで。

気付いていない過去であったりとか、自分の無意識の世界を探索していくことで、自分の見えてなかった自分に気付いたりとか、自分の心の在り方ってものをちょっと変えていくっていうのを目指すのがあって、これは考えるのが好きな人とか、哲学が好きな人は好きなんですけど。

「ズバッと言われるとしんどい」とか、「ちょっとそこまで過去を掘り下げられるとちょっと嫌だ」っていう人はあんまり向いてないんですよね。

それに対して、「認知行動療法」っていうのが、今、結構日本ではメジャーになりつつありますけど。

これはね、さっぱりしてるんですよ。

もうシステマティックで、構造がはっきりしてるので、どんな人がやっても一定の成果が上げやすいっていうのがあって、で、これはね、もう論理的なところで、「もう余計なことを言わないでくれ」っていう人、これはめちゃくちゃ合ってるんです。

「さっさとやろう」っていう人は、すごい合ってて。

だけど、「ゆっくり傾聴してもらいたい」とか、「なんかもっと、でも裏というか、もっと深い何かがある気がする」っていう人は、ちょっとこれだけだと物足りなかったりするんですよね。

で、一方で、「パーソンセンタードアプローチ」っていうのがあって、これがいわゆるカウンセラーって何も言わずに「はい、はい」言って聞いてるイメージあるかもしれないんですけど。

わりとそういう理論に立ってる人も中には居てですね。でも、傾聴だけしてるっていう人の中で、本当に職人的なカウンセラーがいて、ただ話を聴いてるんだけど、おそろしく相手を元気づける人っていうのがいるんですよ。

「この先生はすごいな」と思う人が、僕も何人かいらっしゃるんですけど。

そういう先生はですね、本当に出会えたら奇跡だと思っていいぐらいのですね、体験ができるので、もう全然違うんですよ、この3つとかで。

えっとね、「パーソンセンタードアプローチ」。

「クライエント中心療法」っていう色んな言い方をちょっとするんですけど。

これがね、今ね、おもしろいなと思ってますね。

僕はね、1個目のやつです。精神分析。

（笑）案外言います。「あなたの無意識これですか？」とかって言って。

あぁ、なんかね。

栃尾さん、それが合うかもしれない。

はい。

そうですねぇ。最後の……

まあ、どの理論もですね、結局、達人級の人に出会うと……

すべてのことをやっちゃうんですよね、すごいカウンセラーたちは。

だから、そういう先生に出会えたら、どの理論とかもう関係なくなってくるんですど。

なんかあの、我々ぐらいですよね、ちょっと若手の……

カウンセラーとかになると、どれをやってたかっていうのが結構な影響があったりするので。

どれがいいかっていうのも考えてもいいかもしれないですね。

はい。

ありがとうございます。

武田正文でした。