【読むPodcast】#235 アウトプット多いですよね?(ゲスト:たなしんさん)


ポッドキャスト「港町ピーナッツ」やご自身のメディア「Point of View」、noteなど、比較的がっつりとアウトプットしているたなしんさん。やり方や、続け方、使い分けなどをお伺いしました!

栃尾

クリエイティブの。

たなしん

反対語。

栃尾

こんにちは、ストーリーエディターの栃尾江美です。

たなしん

こんにちは、たなしんです。

栃尾

このポッドキャストは私、栃尾江美が好きな人やお話したい人をお呼びして、クリエイティブに関することや哲学的なことを好き勝手に話す番組です。たなしんさん、またまたよろしくお願いします。

たなしん

よろしくお願いします。

栃尾

はい、ではですね、私もアウトプットが多いんですけど、たなしんさんも多いなと思って。

たなしん

(笑)。

栃尾

(笑)。「どうやってんのかな?」 っていうのをちょっとお伺いしたいなと思ったんですけど。

たなしん

あぁ……、でも、とっちーさんには僕は負けると思ってますね(笑)。

栃尾

(笑)。

たなしん

まあ、勝ち負けの話じゃないですけどね、別に。

栃尾

勝ち負けじゃない(笑)……ないですけど。

たなしん

はい。

栃尾

書くのが多いですか?

たなしん

あぁ、そうですね。書くほうが多いですが。

栃尾

うん。

たなしん

でも、まあ、本当にとっちーさんのおかげと言いますか。

栃尾

はい。

たなしん

私もポッドキャスト番組をちょっとプライベートで持たせていただいてまして。

栃尾

はい、番組名を教えてください。

たなしん

(笑)。

栃尾

(笑)。

たなしん

えっとね、「港町ピーナッツ」っていうポッドキャストなんですけど。

栃尾

はい、何でそういう名前なんですか?

たなしん

えーとですね、これは、なんかこう街づくりとかについて、色々と「ああだ、こうだ」話してたら、ずっと続けられそうかなみたいなことをちょっと一緒にやる人間と話していて。

栃尾

はい。

たなしん

で、まあ、仕事柄その地域に入ったりとか、まあいろんな街づくりにかかわることをしたりすることもあったりしたので。

栃尾

はい。

たなしん

「じゃあ、そういうテーマでやったらおもしろそうだね」みたいな話から始まりまして。

栃尾

うん、うん。

たなしん

で、名前は本当に適当なんですよ。

栃尾

あ、そうなんですか? 町が入っているぐらい?

たなしん

はい、たまたまその話をしてた居酒屋の名前が「港町グラットン」っていう池袋にある居酒屋なですけど(笑)。

栃尾

へぇ。

たなしん

今あるかわかんないっす、ちょっと。

栃尾

はい。

たなしん

で、その港町グラットンっていうお店の中に、たまたまスヌーピーの「ピーナッツ」っていう物語があると思うんですけど、その本が置かれてまして。

栃尾

はい。

たなしん

「じゃあ、組み合わせて港町ピーナッツにします?」みたいな(笑)。

栃尾

(笑)。すごいかわいいし、響きが。

たなしん

はい、なんか要は架空の町を一応作った体にして。

栃尾

あぁ、なるほど、なるほど。はい、はい。

たなしん

その中で「どうやったら面白くなるかな」みたいな、「楽しくなるかな」みたいなことを喋れたらいいかもしれないですねみたいなことで始まった番組です。

栃尾

すごい続いてますよね?

たなしん

そうですね、手探り、試行錯誤の中から、何とか。

栃尾

どれぐらい?

たなしん

3年目ぐらいなんですかね、今。

栃尾

えー、そっか、そっか。

たなしん

それこそだから、とっちーさんがコルクラボかなんかでお話しされてるのを、僕はAppleポッドキャストかなんかで聞いて。

栃尾

うん、うん。

たなしん

「あぁ、最近はこういうポッドキャストもあるのか」と思って。

栃尾

うん。

たなしん

そしたら、とっちーさんなんか「クリエイティブの反対語」とか安田佳生先生の「.ゲリラマーケティング」とかすごいやってるなと思って。

栃尾

(笑)はい、はい。

たなしん

で、ちょっとなんか聞いたんですよね。「どうやってやってるんですか?」みたいなことを確かツイッターかなんかで訊かせてもらって。

栃尾

はい。

たなしん

そう、そう。それからですね、きっかけは。

栃尾

すごい。

たなしん

だから、本当に感謝しております。

栃尾

うん、うん。じゃあ、そっか、「コルクラボの温度」が始まったぐらいのすぐあとぐらいなんですかね? もしかしたら。

たなしん

ですかね。タイミングとしては。

栃尾

たぶん、それも2、3年ぐらいだと思う、もうすぐ3年ぐらいかな。

たなしん

あ、なるほど。

栃尾

はい、はい、なるほど。でも、それもちょっとお伺いしたくて、あれですよね、私はわりと十何分の番組が多いんですけど。

たなしん

はい。

栃尾

1時間以上お話しされてますよね、1回につき。

たなしん

あ、そうですね。

栃尾

それはなんか狙ってそうしてるんですか?

たなしん

結果的には狙ってることになってるんですけど。

栃尾

(笑)。

たなしん

(笑)。元々は、でも、僕らも毎週1回で、15分~20分ぐらいっていう形でやってたんですよ。

栃尾

あ、なるほど。

たなしん

とくに、1年目とか、1年、2年目の始めぐらいまではですね。

栃尾

うん、うん。

たなしん

で、それも1回集まって、4本撮りして、1か月に4回発信するみたいな。

栃尾

うん。

たなしん

週に1回ですね。

栃尾

うん。

たなしん

っていうことをやってたんですけど。

栃尾

スタンダードな感じですね。

たなしん

なんですけど、その集まるのが結構大変だなとか、なんか細切れで出していくのが、編集とかがすごい面倒くさくて。

栃尾

うん、うん。

たなしん

一々こうアップするのが。

栃尾

はい。

たなしん

で、「ちょっと面倒くさいな」とかって思い始めちゃって。

栃尾

はい。

たなしん

でも、やりたい。発信はしていきたい。

栃尾

なるほど。

たなしん

じゃあどうしようか。で、色んな、それこそコルクラボさんとか、ゲリラマーケティングさんとか、まあ、色々とっちーさん周りもそうだし、他のポッドキャスターの皆さんがやっている時間帯とかをちょっと見たうえで、「これ逆にすごい長くやってもよさそうだな」とかちょっと思い始めて。

栃尾

ふーん。

たなしん

なので、本当にランニング中とか、ドライブ中とか、お仕事のながら中とか、そういう本当に長いほうが逆にウェルカムっていう人向けに出していこうかなみたいな。

栃尾

ふーん。でも、すごいですね。結構面倒くさいなと思って、フェードアウトしちゃう人が多いと思ってるんですよね、ポッドキャストって。

たなしん

はい、はい。

栃尾

あの、反応もそんなに見れないし。

たなしん

はい。

栃尾

サイレントリスナーみたいな人が多いんです。

たなしん

あぁ、確かに。

栃尾

そうそう、でも、それで続ける方法を考えて変えるっていうのはやっぱり素晴らしいですね。

たなしん

うーん。

栃尾

うん、と思います。それで、長くしてみて、なんか変わったこととかありますか? 体感的に。

たなしん

長くして変わったことですか? うーんと……単純に僕らが楽しいっていう(笑)。

栃尾

(笑)長いほうが?

たなしん

長いほうがずっとお話をできたりとかするので。

栃尾

はい、はい。

たなしん

まあ、単純に楽しい。

栃尾

「そんな進行とか考えなくていっか」みたいなところですかね。

たなしん

まあ、一応でも、フェイズは分けてますよ、チャプターと言いますか。

栃尾

はい、はい。なんか、お便り的なとことかね。

たなしん

そう、そう。お便りコーナーがあって、後は最近だと企画コーナーっていうのもやってるんですけど。

栃尾

うん、うん。

たなしん

そういうことも入れたりして。

栃尾

なるほど。

たなしん

ちょっと空気を換えるみたいなことをね、やってますけど。

栃尾

編集大変じゃないですか? 1時間以上。

たなしん

編集は、そうですね。ちょっと慣れてきたので、そんなに、はい。

栃尾

うん、うん。

たなしん

あの「Audacity」ってわかります?

栃尾

はい、私もそれ使ってます。

たなしん

あぁ、使ってますか。

栃尾

はい。

たなしん

僕はあれで今やってるんですけど。

栃尾

他のアウトプットも結構多いですよね? 書いてるのが多い気がしますけど。

たなしん

うんと、そうかなぁ……。

栃尾

Point of View」でしょ。

たなしん

はい。

栃尾

note」とかも書いてるでしょ?

たなしん

noteは最近使い方迷走していて(笑)。

栃尾

(笑)、そうなんですか?

たなしん

はい。

栃尾

はい、何でまた?

たなしん

迷走中ですね。

栃尾

Point of Viewとの使い分けみたいな?

たなしん

そうです、そうです。あのぉ……

栃尾

あぁ。

たなしん

単純に、noteの利点っていうのはすごい僕もわかってるんですけど。

栃尾

はい。

たなしん

なんかそのnoteはnoteじゃないですか。

栃尾

とは?

たなしん

えっと、noteはnoteっていうプラットフォームの中にある田中新吾、たなしんっていう存在がいるっていう感じで。

栃尾

うん。

たなしん

世界観というか、どういうテーマで書いているのかがちょっとわかりづらかったり、コンセプトを持たせづらいなぁってちょっと思って。

栃尾

うーん、なるほど。

たなしん

逆に、自分でやってるメディアであれば、ちゃんとそのPoint of Viewっていう名前があったりとか、コンセプトが書かれていたりとかするので、「あぁ、こういうテーマで書いているのか」みたいなことがこう、わかりやすいなぁみたいなことをちょっと思ってまして。

栃尾

なるほど。

たなしん

はい。

栃尾

それはnoteのマガジンを使ってもあんまりってことですかね?

たなしん

そう、まあ、どうなんですかねぇ……。

栃尾

まあ、デザインとかも変えられないしね。

たなしん

えぇ。まあ、確かにnote、すごい使いやすいし、見やすいし、読みやすいし、すごいいいところばっかりなんですけど、自分で育てるというか、なんかその。

栃尾

はい、はい。そういう感じとちょっと違うかなっていうか。

たなしん

うん。

栃尾

確かに、noteはフロー要素がすごい強いなって思ってますね。

たなしん

あぁ、はい、はい。

栃尾

あのー、いわゆる自分のメディア、自分のブログに比べると。

たなしん

はい、はい。

栃尾

やっぱり皆タイムラインというものがあって、新しいものを読んでくださるので、古いものまで掘りづらいインターフェースですよね、あと。

たなしん

うーん、そうですね、確かに。

栃尾

はい。だからあんまり昔のものが読まれるというよりは、今のものが読まれたり、自分も今のものを読むという感じで。

たなしん

うん。

栃尾

その辺はちょっと違いますよね。

たなしん

なので、単純にPoint of Viewっていう自分のメディアに、いわゆる集客するための位置づけみたいなイメージで。

栃尾

あ、なるほどね。

たなしん

Point of Viewで書いた記事の中で、「あー、これちょっとnoteにも転載しようかな」みたいなものとかは載せてるっていう感じですね、今のところ。

栃尾

ふーん。Point of Viewは前回か、その前かもお伺いしましたけど、何が目的とかあるんですか?

たなしん

単純に、自分の文章力を上げたいという目的もありつつ。

栃尾

へぇ。

たなしん

どういう記事が読まれるのかなみたいなのを。

栃尾

マーケッター的な。

たなしん

ちょっと研究したいだけですね。

栃尾

だけ? へぇ。

たなしん

あと、あれですよ。アウトプットするっていう目的があれば、当然それに伴ったインプットみたいなのもしなきゃいけないし。

栃尾

はい。

たなしん

そのために、じゃあ、自分はどういう視点で物事を見るのかみたいなのって、必然的にこう自動化されて行わなれるじゃないですか。

栃尾

なるほど、なるほど。

たなしん

なんかそれもありますね。理由としては。

栃尾

なるほど、なるほど。

たなしん

アウトプットを義務付けることで。

栃尾

インプットが増えるみたいな。

たなしん

インプットが増えるっていう。

栃尾

即時的な効果を狙っているわけじゃないっていうことですよね。

たなしん

そうです、そうです。

栃尾

例えば長期的にとか、あとはこの普段のルーティン的に大事にしていくみたいなのね。

たなしん

で、今それこそあんまり会わなくなっちゃったじゃないですか、人と。

栃尾

はい。

たなしん

なので、それこそ、この男が何を考えてんのかみたいなことも(笑)。

栃尾

うん。

たなしん

知り合いにもやっぱり少しでも伝わったらいいと思いますし。

栃尾

そのPoint of Viewをしっかりちゃんと始めてみて、景色が変わったとか、リアクションが変わったとかありますか?

たなしん

そうですねぇ。でも、結構見てくれてる人が結構いるんだなみたいなことはやっぱり感じるところはあって。まあ、仕事で付き合いのある経営者の方とか、僕が一緒に仕事をしているパートナーの人とか。

栃尾

はい。

たなしん

まあ、結構ちゃんと見てるんですよね。なんか見てなさそうなんだけど、見てるんですよね。

栃尾

(笑)そうなんだ。

たなしん

で、時々、「いつも楽しみにしてます」みたいな。

栃尾

へぇ。うれしいですね。

たなしん

なんかそういう言葉をくれたりするんですよね。

栃尾

うん、うん。

たなしん

そういう言葉をくれないにしても、会ったときに、「この間書いていたあれなんだけどさ」みたいな。

栃尾

うん。

たなしん

「あ、見てたの?」みたいな(笑)。

栃尾

(笑)。ある、ある、ある。なんかそういうのって、私も結構バラバラやっているアウトプットと、あとはちゃんと定期的にやっているものとありますけど、やっぱりこう「いつも見ているよ」とか、「あの時のあれ」みたいなものって、定期的に出しているやつのほうが。

たなしん

あぁ、そうですね、そうです、そうです。

栃尾

ね。言ってくれる感じがしますね。

たなしん

うん。

栃尾

たまにnoteでワァーって話題になったやつとかは確かにいっぱいフィードバックもらえるんですけど、それよりは、やっぱりいつもやってるやつ、ポッドキャストとか、あと毎日やってる140文字の私のツイートとかあるんですけど。

たなしん

うん。

栃尾

あとメルマガですよね。メルマガもやってて、最近。

たなしん

メルマガもやってるんですか? すごい。

栃尾

最近始めたんですよ。「アプトプットのヒント」っていうメルマガをね。

たなしん

すごい。

栃尾

始めまして。楽しいですよ、メルマガ。

たなしん

へぇ。

栃尾

それも毎週やってるので、それは結構確かに「いつも楽しみにしてます」とか、言ってもらえる気がしますね。

たなしん

ふーん、メルマガかぁ。

栃尾

メルマガ、いいですよ(笑)。

たなしん

確かにメルマガやろうかなって思ってましたけど、いやぁ、なかなか重い腰が上がらなくて。

栃尾

(笑)。そう、そう、メルマガもずっとやりたいと思ってて、でも、なかなかこう、リアリティがなくて、私の中で。

たなしん

ふーん。

栃尾

どういうのだったら続けられそうっていうのが、フィットするのが、ずーっとイメージが湧かなくて。あの高橋新平さんってわかりますか? おもちゃクリエイターの。

たなしん

あぁ、すみません、ちょっと……。

栃尾

「無限プチプチ」って知ってますか?

たなしん

はい、無限プチプチ。

栃尾

それを創った人。

たなしん

へぇ。

栃尾

なんですけど、その人も前に「クリエイティブの反対語」に出ていただいて、2回出ていただいたんですけど。

たなしん

へぇ。

栃尾

その人がメルマガやってるんですね。で、それは、なんかもう、わざわざ登録してくれた人だから、めちゃくちゃ大事にしていて、「他ではカッコつけちゃうこともメルマガだったら、自分のことを素直に出せる同志だ」みたいな感じで言ってて。「あ、そういう感じで書けばいいんだ」みたいな感じが結構イメージが湧いて。それであの、本当に言えない、外ではちょっと言えなそうなこととかも、そんなに私はシビアなことは書いてないですけど、そういうことも書けるし。

たなしん

うん。

栃尾

ちょっとこう、ちょっと微妙な想いみたいなのも書けたりするし。

たなしん

うーん、すごいですね。

栃尾

大事な、大事な仲間じゃなけど……、お客さんっていう感じでもないんだけど、なんかそういう感じでやってます。あとね、開封率とかも分かるから。

たなしん

へぇ。

栃尾

自分のホームページでやると。

たなしん

へぇ。

栃尾

それはすごいね、数字が分かりやすいからいいですね。楽しくやっております。

たなしん

メルマガかぁ……、メルマガいい。なるほど。

栃尾

そうですね、そう、そう。まあ、結構定期的にやるのって、いいですよね。

たなしん

うん。

栃尾

そういう意味だと、しっかり書くもので、メルマガ以外で定期的にやってるものが実はないんですよね。

たなしん

え、そうなんですか?

栃尾

うん、ない気がする。みんな結構適当に書いてるんですよ、いつも。適当に思いついたときに書いてるので。

たなしん

ふーん。

栃尾

ちょっと定期的に書いてみよう。書くのも何か考えようかなと今思いました。

たなしん

でも、お仕事で結構がっつりしたやつ書いてますよね。

栃尾

(笑)仕事はめちゃくちゃ書いて……、まあ、それが仕事ですからね。でも、自分の想いじゃないので。

たなしん

あぁ、なるほど、なるほど。

栃尾

という感じですかね。なんかまた、すぐお時間になってしまったので、はい。

たなしん

はい。

栃尾

じゃあ、以上、栃尾江美と。

たなしん

たなしんでした。

<書き起こし、編集:折田大器

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