
ポッドキャスト「港町ピーナッツ」やご自身のメディア「Point of View」、noteなど、比較的がっつりとアウトプットしているたなしんさん。やり方や、続け方、使い分けなどをお伺いしました!
栃尾クリエイティブの。
たなしん反対語。
栃尾こんにちは、ストーリーエディターの栃尾江美です。
たなしんこんにちは、たなしんです。
栃尾このポッドキャストは私、栃尾江美が好きな人やお話したい人をお呼びして、クリエイティブに関することや哲学的なことを好き勝手に話す番組です。たなしんさん、またまたよろしくお願いします。
たなしんよろしくお願いします。
栃尾はい、ではですね、私もアウトプットが多いんですけど、たなしんさんも多いなと思って。
たなしん(笑)。
栃尾(笑)。「どうやってんのかな?」 っていうのをちょっとお伺いしたいなと思ったんですけど。
たなしんあぁ……、でも、とっちーさんには僕は負けると思ってますね(笑)。
栃尾(笑)。
たなしんまあ、勝ち負けの話じゃないですけどね、別に。
栃尾勝ち負けじゃない(笑)……ないですけど。
たなしんはい。
栃尾書くのが多いですか?
たなしんあぁ、そうですね。書くほうが多いですが。
栃尾うん。
たなしんでも、まあ、本当にとっちーさんのおかげと言いますか。
栃尾はい。
たなしん私もポッドキャスト番組をちょっとプライベートで持たせていただいてまして。
栃尾はい、番組名を教えてください。
たなしん(笑)。
栃尾(笑)。
たなしんえっとね、「港町ピーナッツ」っていうポッドキャストなんですけど。
栃尾はい、何でそういう名前なんですか?
たなしんえーとですね、これは、なんかこう街づくりとかについて、色々と「ああだ、こうだ」話してたら、ずっと続けられそうかなみたいなことをちょっと一緒にやる人間と話していて。
栃尾はい。
たなしんで、まあ、仕事柄その地域に入ったりとか、まあいろんな街づくりにかかわることをしたりすることもあったりしたので。
栃尾はい。
たなしん「じゃあ、そういうテーマでやったらおもしろそうだね」みたいな話から始まりまして。
栃尾うん、うん。
たなしんで、名前は本当に適当なんですよ。
栃尾あ、そうなんですか? 町が入っているぐらい?
たなしんはい、たまたまその話をしてた居酒屋の名前が「港町グラットン」っていう池袋にある居酒屋なですけど(笑)。
栃尾へぇ。
たなしん今あるかわかんないっす、ちょっと。
栃尾はい。
たなしんで、その港町グラットンっていうお店の中に、たまたまスヌーピーの「ピーナッツ」っていう物語があると思うんですけど、その本が置かれてまして。
栃尾はい。
たなしん「じゃあ、組み合わせて港町ピーナッツにします?」みたいな(笑)。
栃尾(笑)。すごいかわいいし、響きが。
たなしんはい、なんか要は架空の町を一応作った体にして。
栃尾あぁ、なるほど、なるほど。はい、はい。
たなしんその中で「どうやったら面白くなるかな」みたいな、「楽しくなるかな」みたいなことを喋れたらいいかもしれないですねみたいなことで始まった番組です。
栃尾すごい続いてますよね?
たなしんそうですね、手探り、試行錯誤の中から、何とか。
栃尾どれぐらい?
たなしん3年目ぐらいなんですかね、今。
栃尾えー、そっか、そっか。
たなしんそれこそだから、とっちーさんがコルクラボかなんかでお話しされてるのを、僕はAppleポッドキャストかなんかで聞いて。
栃尾うん、うん。
たなしん「あぁ、最近はこういうポッドキャストもあるのか」と思って。
栃尾うん。
たなしんそしたら、とっちーさんなんか「クリエイティブの反対語」とか安田佳生先生の「.ゲリラマーケティング」とかすごいやってるなと思って。
栃尾(笑)はい、はい。
たなしんで、ちょっとなんか聞いたんですよね。「どうやってやってるんですか?」みたいなことを確かツイッターかなんかで訊かせてもらって。
栃尾はい。
たなしんそう、そう。それからですね、きっかけは。
栃尾すごい。
たなしんだから、本当に感謝しております。
栃尾うん、うん。じゃあ、そっか、「コルクラボの温度」が始まったぐらいのすぐあとぐらいなんですかね? もしかしたら。
たなしんですかね。タイミングとしては。
栃尾たぶん、それも2、3年ぐらいだと思う、もうすぐ3年ぐらいかな。
たなしんあ、なるほど。
栃尾はい、はい、なるほど。でも、それもちょっとお伺いしたくて、あれですよね、私はわりと十何分の番組が多いんですけど。
たなしんはい。
栃尾1時間以上お話しされてますよね、1回につき。
たなしんあ、そうですね。
栃尾それはなんか狙ってそうしてるんですか?
たなしん結果的には狙ってることになってるんですけど。
栃尾(笑)。
たなしん(笑)。元々は、でも、僕らも毎週1回で、15分~20分ぐらいっていう形でやってたんですよ。
栃尾あ、なるほど。
たなしんとくに、1年目とか、1年、2年目の始めぐらいまではですね。
栃尾うん、うん。
たなしんで、それも1回集まって、4本撮りして、1か月に4回発信するみたいな。
栃尾うん。
たなしん週に1回ですね。
栃尾うん。
たなしんっていうことをやってたんですけど。
栃尾スタンダードな感じですね。
たなしんなんですけど、その集まるのが結構大変だなとか、なんか細切れで出していくのが、編集とかがすごい面倒くさくて。
栃尾うん、うん。
たなしん一々こうアップするのが。
栃尾はい。
たなしんで、「ちょっと面倒くさいな」とかって思い始めちゃって。
栃尾はい。
たなしんでも、やりたい。発信はしていきたい。
栃尾なるほど。
たなしんじゃあどうしようか。で、色んな、それこそコルクラボさんとか、ゲリラマーケティングさんとか、まあ、色々とっちーさん周りもそうだし、他のポッドキャスターの皆さんがやっている時間帯とかをちょっと見たうえで、「これ逆にすごい長くやってもよさそうだな」とかちょっと思い始めて。
栃尾ふーん。
たなしんなので、本当にランニング中とか、ドライブ中とか、お仕事のながら中とか、そういう本当に長いほうが逆にウェルカムっていう人向けに出していこうかなみたいな。
栃尾ふーん。でも、すごいですね。結構面倒くさいなと思って、フェードアウトしちゃう人が多いと思ってるんですよね、ポッドキャストって。
たなしんはい、はい。
栃尾あの、反応もそんなに見れないし。
たなしんはい。
栃尾サイレントリスナーみたいな人が多いんです。
たなしんあぁ、確かに。
栃尾そうそう、でも、それで続ける方法を考えて変えるっていうのはやっぱり素晴らしいですね。
たなしんうーん。
栃尾うん、と思います。それで、長くしてみて、なんか変わったこととかありますか? 体感的に。
たなしん長くして変わったことですか? うーんと……単純に僕らが楽しいっていう(笑)。
栃尾(笑)長いほうが?
たなしん長いほうがずっとお話をできたりとかするので。
栃尾はい、はい。
たなしんまあ、単純に楽しい。
栃尾「そんな進行とか考えなくていっか」みたいなところですかね。
たなしんまあ、一応でも、フェイズは分けてますよ、チャプターと言いますか。
栃尾はい、はい。なんか、お便り的なとことかね。
たなしんそう、そう。お便りコーナーがあって、後は最近だと企画コーナーっていうのもやってるんですけど。
栃尾うん、うん。
たなしんそういうことも入れたりして。
栃尾なるほど。
たなしんちょっと空気を換えるみたいなことをね、やってますけど。
栃尾編集大変じゃないですか? 1時間以上。
たなしん編集は、そうですね。ちょっと慣れてきたので、そんなに、はい。
栃尾うん、うん。
たなしんあの「Audacity」ってわかります?
栃尾はい、私もそれ使ってます。
たなしんあぁ、使ってますか。
栃尾はい。
たなしん僕はあれで今やってるんですけど。
栃尾他のアウトプットも結構多いですよね? 書いてるのが多い気がしますけど。
たなしんうんと、そうかなぁ……。
栃尾「Point of View」でしょ。
たなしんはい。
栃尾「note」とかも書いてるでしょ?
たなしんnoteは最近使い方迷走していて(笑)。
栃尾(笑)、そうなんですか?
たなしんはい。
栃尾はい、何でまた?
たなしん迷走中ですね。
栃尾Point of Viewとの使い分けみたいな?
たなしんそうです、そうです。あのぉ……
栃尾あぁ。
たなしん単純に、noteの利点っていうのはすごい僕もわかってるんですけど。
栃尾はい。
たなしんなんかそのnoteはnoteじゃないですか。
栃尾とは?
たなしんえっと、noteはnoteっていうプラットフォームの中にある田中新吾、たなしんっていう存在がいるっていう感じで。
栃尾うん。
たなしん世界観というか、どういうテーマで書いているのかがちょっとわかりづらかったり、コンセプトを持たせづらいなぁってちょっと思って。
栃尾うーん、なるほど。
たなしん逆に、自分でやってるメディアであれば、ちゃんとそのPoint of Viewっていう名前があったりとか、コンセプトが書かれていたりとかするので、「あぁ、こういうテーマで書いているのか」みたいなことがこう、わかりやすいなぁみたいなことをちょっと思ってまして。
栃尾なるほど。
たなしんはい。
栃尾それはnoteのマガジンを使ってもあんまりってことですかね?
たなしんそう、まあ、どうなんですかねぇ……。
栃尾まあ、デザインとかも変えられないしね。
たなしんえぇ。まあ、確かにnote、すごい使いやすいし、見やすいし、読みやすいし、すごいいいところばっかりなんですけど、自分で育てるというか、なんかその。
栃尾はい、はい。そういう感じとちょっと違うかなっていうか。
たなしんうん。
栃尾確かに、noteはフロー要素がすごい強いなって思ってますね。
たなしんあぁ、はい、はい。
栃尾あのー、いわゆる自分のメディア、自分のブログに比べると。
たなしんはい、はい。
栃尾やっぱり皆タイムラインというものがあって、新しいものを読んでくださるので、古いものまで掘りづらいインターフェースですよね、あと。
たなしんうーん、そうですね、確かに。
栃尾はい。だからあんまり昔のものが読まれるというよりは、今のものが読まれたり、自分も今のものを読むという感じで。
たなしんうん。
栃尾その辺はちょっと違いますよね。
たなしんなので、単純にPoint of Viewっていう自分のメディアに、いわゆる集客するための位置づけみたいなイメージで。
栃尾あ、なるほどね。
たなしんPoint of Viewで書いた記事の中で、「あー、これちょっとnoteにも転載しようかな」みたいなものとかは載せてるっていう感じですね、今のところ。
栃尾ふーん。Point of Viewは前回か、その前かもお伺いしましたけど、何が目的とかあるんですか?
たなしん単純に、自分の文章力を上げたいという目的もありつつ。
栃尾へぇ。
たなしんどういう記事が読まれるのかなみたいなのを。
栃尾マーケッター的な。
たなしんちょっと研究したいだけですね。
栃尾だけ? へぇ。
たなしんあと、あれですよ。アウトプットするっていう目的があれば、当然それに伴ったインプットみたいなのもしなきゃいけないし。
栃尾はい。
たなしんそのために、じゃあ、自分はどういう視点で物事を見るのかみたいなのって、必然的にこう自動化されて行わなれるじゃないですか。
栃尾なるほど、なるほど。
たなしんなんかそれもありますね。理由としては。
栃尾なるほど、なるほど。
たなしんアウトプットを義務付けることで。
栃尾インプットが増えるみたいな。
たなしんインプットが増えるっていう。
栃尾即時的な効果を狙っているわけじゃないっていうことですよね。
たなしんそうです、そうです。
栃尾例えば長期的にとか、あとはこの普段のルーティン的に大事にしていくみたいなのね。
たなしんで、今それこそあんまり会わなくなっちゃったじゃないですか、人と。
栃尾はい。
たなしんなので、それこそ、この男が何を考えてんのかみたいなことも(笑)。
栃尾うん。
たなしん知り合いにもやっぱり少しでも伝わったらいいと思いますし。
栃尾そのPoint of Viewをしっかりちゃんと始めてみて、景色が変わったとか、リアクションが変わったとかありますか?
たなしんそうですねぇ。でも、結構見てくれてる人が結構いるんだなみたいなことはやっぱり感じるところはあって。まあ、仕事で付き合いのある経営者の方とか、僕が一緒に仕事をしているパートナーの人とか。
栃尾はい。
たなしんまあ、結構ちゃんと見てるんですよね。なんか見てなさそうなんだけど、見てるんですよね。
栃尾(笑)そうなんだ。
たなしんで、時々、「いつも楽しみにしてます」みたいな。
栃尾へぇ。うれしいですね。
たなしんなんかそういう言葉をくれたりするんですよね。
栃尾うん、うん。
たなしんそういう言葉をくれないにしても、会ったときに、「この間書いていたあれなんだけどさ」みたいな。
栃尾うん。
たなしん「あ、見てたの?」みたいな(笑)。
栃尾(笑)。ある、ある、ある。なんかそういうのって、私も結構バラバラやっているアウトプットと、あとはちゃんと定期的にやっているものとありますけど、やっぱりこう「いつも見ているよ」とか、「あの時のあれ」みたいなものって、定期的に出しているやつのほうが。
たなしんあぁ、そうですね、そうです、そうです。
栃尾ね。言ってくれる感じがしますね。
たなしんうん。
栃尾たまにnoteでワァーって話題になったやつとかは確かにいっぱいフィードバックもらえるんですけど、それよりは、やっぱりいつもやってるやつ、ポッドキャストとか、あと毎日やってる140文字の私のツイートとかあるんですけど。
たなしんうん。
栃尾あとメルマガですよね。メルマガもやってて、最近。
たなしんメルマガもやってるんですか? すごい。
栃尾最近始めたんですよ。「アプトプットのヒント」っていうメルマガをね。
たなしんすごい。
栃尾始めまして。楽しいですよ、メルマガ。
たなしんへぇ。
栃尾それも毎週やってるので、それは結構確かに「いつも楽しみにしてます」とか、言ってもらえる気がしますね。
たなしんふーん、メルマガかぁ。
栃尾メルマガ、いいですよ(笑)。
たなしん確かにメルマガやろうかなって思ってましたけど、いやぁ、なかなか重い腰が上がらなくて。
栃尾(笑)。そう、そう、メルマガもずっとやりたいと思ってて、でも、なかなかこう、リアリティがなくて、私の中で。
たなしんふーん。
栃尾どういうのだったら続けられそうっていうのが、フィットするのが、ずーっとイメージが湧かなくて。あの高橋新平さんってわかりますか? おもちゃクリエイターの。
たなしんあぁ、すみません、ちょっと……。
栃尾「無限プチプチ」って知ってますか?
たなしんはい、無限プチプチ。
栃尾それを創った人。
たなしんへぇ。
栃尾なんですけど、その人も前に「クリエイティブの反対語」に出ていただいて、2回出ていただいたんですけど。
たなしんへぇ。
栃尾その人がメルマガやってるんですね。で、それは、なんかもう、わざわざ登録してくれた人だから、めちゃくちゃ大事にしていて、「他ではカッコつけちゃうこともメルマガだったら、自分のことを素直に出せる同志だ」みたいな感じで言ってて。「あ、そういう感じで書けばいいんだ」みたいな感じが結構イメージが湧いて。それであの、本当に言えない、外ではちょっと言えなそうなこととかも、そんなに私はシビアなことは書いてないですけど、そういうことも書けるし。
たなしんうん。
栃尾ちょっとこう、ちょっと微妙な想いみたいなのも書けたりするし。
たなしんうーん、すごいですね。
栃尾大事な、大事な仲間じゃなけど……、お客さんっていう感じでもないんだけど、なんかそういう感じでやってます。あとね、開封率とかも分かるから。
たなしんへぇ。
栃尾自分のホームページでやると。
たなしんへぇ。
栃尾それはすごいね、数字が分かりやすいからいいですね。楽しくやっております。
たなしんメルマガかぁ……、メルマガいい。なるほど。
栃尾そうですね、そう、そう。まあ、結構定期的にやるのって、いいですよね。
たなしんうん。
栃尾そういう意味だと、しっかり書くもので、メルマガ以外で定期的にやってるものが実はないんですよね。
たなしんえ、そうなんですか?
栃尾うん、ない気がする。みんな結構適当に書いてるんですよ、いつも。適当に思いついたときに書いてるので。
たなしんふーん。
栃尾ちょっと定期的に書いてみよう。書くのも何か考えようかなと今思いました。
たなしんでも、お仕事で結構がっつりしたやつ書いてますよね。
栃尾(笑)仕事はめちゃくちゃ書いて……、まあ、それが仕事ですからね。でも、自分の想いじゃないので。
たなしんあぁ、なるほど、なるほど。
栃尾という感じですかね。なんかまた、すぐお時間になってしまったので、はい。
たなしんはい。
栃尾じゃあ、以上、栃尾江美と。
たなしんたなしんでした。
<書き起こし、編集:折田大器>

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