
スーパーには「マンネリ問題」があるそうです。いつもと同じ売り場になってしまうというのですね。それは、メディアも似ています。いつも同じような記事だとつまらないけれど、季節は同じように回ってきます。そのためにどんな風に考えているのか、栃尾の考えも話しています!

クリエイティブの。

反対語。

こんにちは、ストーリーエディターの栃尾江美です。

こんにちは、宮田匠です。

このポッドキャストは私、栃尾江美が好きな人やお話したい人をお呼びして、クリエイティブに関することや哲学的なことを好き勝手に話す番組です。引き続き、宮田匠さんよろしくお願いします。

お願いします。

いや、意外にもね。

はい。

スーパーとこのアウトプットというか、書くことというか。

はい。

それに共通点がありそうということで、今回はマンネリについて話してみましょうということなんですけども。

はい。

売り場でもやっぱりマンネリっつうのはあるわけですか?

ありますね。僕らのお店だと、店長とかがいて。

はい。

マネージャーがいて、その上って言ったら変なのかな? その社長とか、副社長とかがいて。

はい。

それぞれが巡回して、指摘事項みたいなのをあげてくださるんですよ。

ふーん。

それで僕らも修正したりとか、新しく考えたりするんですけど、やっぱり「マンネリ化している」っていう指摘は結構多いですね。

あ、言われるんですね。

言われますね。

ふーん。

言われるし、「確かにそうだな」って思う瞬間もあります(笑)。「これ、前もこの同じ棚だったな」みたいな。

うん、なるほどね。確かにスーパー、私もスーパーよく行くので、今、生活で一番行くお店がスーパーなので。

おぉ、はい。

やっぱりこう、ちょっとウキウキしたいですね、スーパーでは。

あ、いや、ホントそう。それ、ありますよね。そこが根幹にあって、「じゃあ、そのためにはどうしたらいいのか」って考えたときに。

うん。

ちょっとした、何て言うんですかね、別にビジネスでいうイノベーションみたいなのは起きなくていいんですけど。

はい。

なんかもう、ちょっとした変化みたいな。

そう、そう。

「淡々とした日常の中にちょっとした変化があってほしい」みたいなのが(笑)。

そう、そう。いや、なんか探し物があるときには、いつもの場所に置いてほしいんですけど。

あぁ、はい、はい。

なんかダラダラ見てるときには、「あ、こんなのあるんだ」っていうちょっと新しいものがほしいみたいな、ちょっと贅沢な感じですよね(笑)。

いや、まさにそうですよね、いやホントにその通りで。

うん。

ちょっとした変化、サプライズとか、ウキウキみたいなのがあるかどうか、すごく大事だなってスーパーに入って思いましたね。

そうですね、それでスーパー行くのが楽しくなったりするし、まあ、もちろん必要で行くんですけど、その中にやっぱり楽しさがあるっていうのは理想ですね。

いや、ホントにそうですね。なんかやっぱりテンションが変わるというか。

そうですね。うん、うん。で、指摘されたらどうやって直すとか、どうやって工夫するんですか?

僕らがその指摘された、とくにマンネリ問題って、結構僕らが手を付けられるところもあれば、その本部の戦略考えてる部門が考え直すみたいなのも多いんですけど。

あぁ、そうですよね。

マンネリって言われるときって、結局売り場の僕らもなんも考えてないから、こうなっちゃうことって多くって。

はい。

で、例えば、どんな商品を仕入れるかとかってなると、もうホントに完全に本部案件になっちゃうんですけど。

あぁ。

でも、例えば、棚のバランス、ウェイトっていうんですかね。例えば、いよかんがドーンって積んであったのに、今週もずっといよかんドーンって積んだままとか。

うん、うん。

なんかそういう棚とかレイアウトの変えられる部分の変化っていうのは、たぶん僕らの方に責任があって、その辺は色々考えさせられる瞬間ですね。「マンネリしてる」って言われたら、「あ、確かに」みたいな(笑)。

なるほど、なんかモノをガラッと変えることはできないけど、その割合とか配置は変えられるってことですか?

そうですね、僕らのところだったら変えられるし。

うん。

あとは、どれを目立たせるかみたいなのもありますよね。

うん、うん、うん。そうですね。

これマンネリ問題に限らなくなっちゃうんですけど、何だろうな。売り出したい商品が何なのかわかんない売り場みたいなのが、たぶん結構、何て言うんですかね、何も考えなかったら生まれちゃうというか。

うん、うん。

「あ、今日の主役、これなんだな」っていうのがわかりやすい売り場ってすごい大事だなって思いますね。

はい、はい。主役ねぇ。

なんか特売……、週末とかってチラシ入るじゃないですか、スーパーって。

はい。

で、なんか特売商品があると、主役ってすごいわかりやすくなって。

はい。

「あ、今日は春キャベツ主役なんだな」みたいな、いかにも春キャベツ売り出してるなみたいな空気が出るんですけど。

うん。

でも、そうじゃない瞬間ってあるじゃないですか、日々の日常とか。

はい。

別に特売がない日だったり、あるいは特売とかがないようなコーナーとかってあったりすると思うんですけど。

はい。

そういうところで、ちょっとずつ主役が変わっていくかどうか、主役を変えていけるかどうかみたいなのって、なんか大事だなっていうのは思います。

確かに。まあ、メディアとか。

はい。

文章……、文章っていうとアレですけど、やっぱりメディアですかね、そういうんで考えるって、そのネタ作りとかをどうするのか、企画をどうするのかみたいなところでは、似たような問題があるって思います。

はぁ、はぁ。

メディアって年間を通してやっていくので、それで「なぜこの時期にこの企画を出すのか」みたいなことがわりと必要なんですよね。

はい、タイミング。

作る側としても読む側としても、はい。

はい。

だから、春だからお花見の記事とか、冬だからクリスマスの記事とか、そういう風に毎年、毎年回ってくんですけど。

はい。

でも、去年やったのもみんな覚えてるから、同じのやったらマンネリになっちゃうよね、みたいなのはすごいありますね。

そうですよね。すいません、またスーパーの話に戻っちゃうんですけど。

はい、はい(笑)。

(笑)。これは僕はまだそこに手を付けられるポジションにいないけど、すごいハッとさせられたのが、指摘事項でそのバレンタインってあったじゃないですか、2月?

はい、うん。

バレンタインのときってやっぱりバレンタイン商戦っていうだけあって、ドドーンとチョコレートを展開するんですけど。

うん。

一応、売り場のポップというか、目立つところにはバレンタインコーナーみたいな感じで展開してたんですよ、うちの店が。

うん。

で、そこに社長がやってきて、指摘事項みたいなところで、「バレンタインコーナーがただのチョコレートコーナー化している」みたいな書いてあったのは。

おぉ。

結構「確かに」みたいな(笑)。

チョコレートコーナーじゃないバレンタインコーナーっていうのはどういうものなんですか? 宮田さんが考える。

言われたときというか、見たときに「あー、でも、確かにバレンタインって何かな」って思ったときに、やっぱり贈るってなったら、メッセージを添えたりするってなったら、そういうメッセージ系のものを置いた方がいいのかなとか、なんかそういうのは思いましたね。

そうですよね。なんかそこにも多分企画がいるんだと思うんですけど。

はい。

そこに住んでる人ってたぶん去年のバレンタインコーナーもわりと覚えていて。

(笑)そうですね。

同じものが並んでると、しかも同じ人に贈るじゃないですか。たぶん旦那さんとか、会社の同僚とか。

そうですね(笑)。

で、まあ、同じものが並んでたら、「あ、贈る人も覚えてるだろうな」みたいに思っちゃうし。

はい。

だから、なんか別の切り口が確かに必要ですよね、贈るっていうのもそうだけど。

たぶん、例えば、変化をつけるときに、チョコレートの中はたぶん変えてるんだと思うんですよ。僕ちょっと1年前いなかったんでわからないんですけど、去年置いてなかったようなチョコレートとかはたぶん置いているはずだし。

はい。

チョコレートっていうカテゴリーの中では色々変化を付けているはずだと思うんですけど。

うん、うん。

もう1個上のレイヤーというか、もう1個広いカテゴリーの中で括りなおせなかったみたいなのがあるのかなと思って。

うん、うん。

でも、たぶん、上、上っていうかなんかな? 目標としてはチョコレートの販売数みたいなのが降りてくるから、だからその中で考えちゃいがちなのかな、と。

うん、うん。

でも、それはやっぱりチョコレートでしかないんで、なんかもうちょっと与えられた目標に捉われずに、「そもそもこのコーナーってどういうものなのか」っていうのを考えるのが大事っていうのを、なんかこの間なんか考えさせられています。

へぇ、それは結局どうしたんですか? どんな風にしたんですか?

いや、たぶんね、来年に繰り越されちゃうと思います(笑)。

あぁ、そっか今更変えられないから。

バレンタインはもう終わっちゃったんで。その問題、そのものに関しては、来年考えるんだと思うんですけど。

なるほどねぇ。そういうのって雑誌とか、ウェブメディアとかだと、ちょっと時代の流れに合わせたりしますよね。

おぉ、はい。

例えば、今だったら、SDGsみたいなのが言われてたり、流行ってるじゃないですか。まあ、こう俗っぽく言うと。

はい。

なので、ちょっとその……そういうフェアトレードみたいなチョコがいいよねみたいな特集とかだと。

あぁ、そっか、そっか。

すごい企画立てやすいかもしれないですね。

あぁ、確かに。それは確かに、メモっときます。

そういうわかりやすいのがあると(笑)。まあ、雑誌とかはそうですよね、売り場がそのもうちょっと生活に根差しているから、そういういのが本当に、値段が高くても売れるかどうかはちょっと微妙ですけれども。

うん、うん。

雑誌とかだとそういうなんかちょっとキラキラした感じだとか、高くても企画自体はいいよね、みたいなことがあったりするので、そういうのはやりやすいかもしれないですね。

なるほど、確かにそうですよね。時代のキーワードに合わせる。

だから、季節性と、時代性と、そうそう、流行りみたいなのは結構組み合わせたりはしますね。

なるほど、いや、それまさにですね。

例えばなんか、あと海外旅行いけないから海外の香りみたいなのもいいかもしれないですよね。

(笑)そうですね、確かに。

そう、そう。海外輸入物とかね。

そうですね、とくに今だと移動できないから余計あるかもしれない。

そうです。そういう感じで考える、なんか何々掛ける何々みたいな、バレンタイン掛けるSDGsとか、バレンタイン掛けるコロナのストレスとか、そういう感じで企画を立てることが多いかも。

(笑)そうですね、それいいですね。癒しみたいな感じの。

っていうのでもいいですよね、ストレスがあるからとか、はい。

あぁ、面白い。

だから私、メディアによって、「コロナの時代を踏まえて企画を出してください」って言われたことがあるんですけど。

はい。

ちょうど5月で、5月病って最近あんまり言われないですけど、5月ってストレスが高い時期だなっていうことで、ストレス対策みたいな企画を出したりとかもしましたね、そういえば。

ほ、ほう。

それ、去年だけど。

なるほど、面白いっすね。例えば、その「コロナの関連するテーマで何か書いてください」って言われたときって、一旦、何かコロナに関するキーワードみたいなのをいっぱい出すみたいな感じなんですか?

え、私はあんまりそんなことしなくって、ぼんやり考えますね(笑)。

(笑)。思い浮かぶのを待つんですか?(笑)

そうですね、ぼんやりか……、なんか結局自分が。

はい。

そのときに自分が気になってることからしか企画はあまり立てられないので。

あぁ、はい、はい。

そのときにワーッて調べたりしてもダメなので。まあ、キーワードはある程度出したりしますけど。

はい。

何十個も出すとかはしないですね。

へぇ。

何個かしか思い浮かばなくて、その中で切り口を考えるっていうのかな。

はい。

どういう角度からいけばいいのかなみたいなことを考えていきますかね。

へぇ。

私だったら、そのコロナが云々だったら。

はい。

前に出したのは、自宅に子どもがいるっていうのが大変だみたいなことをよく言われてたじゃないですか、最初の頃。

あぁ、はい。

「私はずっと在宅で、子どもが不登校だから、そういう記事書けるな」とか、そういう感じですね。だから自分に寄せますね、結局。自分の興味関心に寄せないと面白い企画が出ないっていうか。だから、逆に言うと、普段から興味関心を色々持っておくのが本当は一番いいんでしょうね。

そういうことですよね。あとはその、コロナをテーマにするんだったら、コロナで起きてくる色んな問題の中で、自分が一番その問題を実感できてるところに寄せていくみたいな感じなんですかね。

そうですね、自分が一番感じてるのもいいし、あと私Podcastをよく聞くので。

はい。

なんかPodcastってラジオっぽくて、何て言うのかな、全然自分が興味なかった情報が入ってくることがあるんですよね、番組によっては。

あぁ、そういうことか、はい。

それで、そう、だから自分がそんなに当事者じゃなくても、「あ、こないだこれ聞いたやつは、他の人は知らないけど、私はちょっと気になってるやつかもしれないな」みたいな感じで、そこから掘っていくこともあります。

なるほど、他の人がやってることころで。

そうですね、他の人と被らないっていうか。さっきSDGsって言いましたけど、SDGsはまあ、言っちゃったけど、めっちゃ被るかもしれないじゃないですか、人と。

(笑)確かに時代としては、よく見ますもんね。

そう、そう、そう。そうですよね、まあ、広いからそんなにピックアップするポイントが被んないかもしれないですけど。例えばなんか、ティラミスが流行ってるときに、ティラミスの企画出したら被っちゃうので。

はい、はい。

そういうなんか人と違うみたいなのは考えることはありますね。

ほう、ほう、ほう。

でも、これもスーパーの場合は違うかもしれないですね。

はい、違うかもしれないけど、でも、めちゃくちゃ参考になって、もう考え始めちゃったる自分が(笑)。

(笑)すごい。

(笑)。

いいですね。

なんか青果の場合は、あんまりその、さっき言ったみたいにバレンタインみたいなイベントチックなものはそんなになくって。

旬ですよね。

そうですね、旬だったり、今だったら、バーベキューコーナーどうするかとか。

あぁ、いい、いい。

ちょっと前までは鍋コーナーだったんですけど。

うん、そうですね。

それこそ、この1~2週間の間にバーベキューコーナーに移行し始めたんですけど。

面白い。

はい、そこをどうするかとか、そしたらなんか楽しい。

今年ならではのバーベキューコーナーになるといいですね。

そうですよね。

はい。

それこそ、全力で外出られないしね、っていう。

そう、そう。

なんかその辺もちょっと。

いいんじゃないですか。

ありそう。

ぜひ。じゃあ、今日はこんなところで、マンネリ打破っていう感じで。

(笑)はい。

終わりにしたいと思います。以上、栃尾江美と。

宮田匠でした。
<書き起こし、編集:折田大器>
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