大切なものを守りながら一歩ずつ進む。「子どもを思う味方学®」


「学校に行かなくてもいい」のその先は?

私の子どもは、3年ほど前から学校に足が向かなくなり、ここ1年はほぼ学校に行っていません。

当事者になるとわかりますが、「学校に行かなくていい」「学ぶ方法はいくらでもある」と頭でわかっていても、「どうすればいいか?」という答えはどこにもありません。

「学校に行かなくていい」→「じゃあ、どうすればいいの?」

親として、いろいろと試してみたり、子どもも頑張ってみるのだけど、何かうまくいかない。そんなときにどうすればいいのかわからない。正解が書かれていそうな本を読んでも、それが自分の子供に合うとは限りません。正解を求める旅は、長期的には疲弊します。

大切なものはわかっているのに、なぜか焦り、迷ってしまう

これまでにいろいろな育児や教育の情報をたくさん見聞きしてきて、何となく大事そうなことはわかっているつもり。でも、周囲の進み具合や世の中の常識に惑わされ、「本当に大切にしたいもの」をつい忘れてしまうことはないでしょうか。

例えば、日常はこんなことであふれています。

  • 「もっとこうしてほしい」と、自分の期待を押し付けてガミガミ言ってしまう
  • 学校に行っている人や、自宅学習が進んでいる人と比べて、子どもを焦らせるような言葉を言ってしまう
  • 子育てに対する自分の軸がなく、迷ってふらふらしてしまう。

自分の軸をもって、大切なことを守りたいのに、焦ったり迷ったり悩んだりしてしまう。頭ではわかっているのに、なかなかうまくいきません。

味方学®で気づいていく。大切なものを守りながら前に進む方法

私はそんなとき、3年ほど前に出会った「味方学」にたまたま再会し、改めて半年ほど参加してみました。

大切なのは「子どもの味方」でいること。自分の願望や、世間体、世間の常識などにとらわれず、子どもの味方として生きていく。ワークショップに参加し続けていくうち、子どもとの関係の中で確実に効果を感じるようになりました。

  • 子どもに対して独りよがりな期待をせず、人と比べることなく、「よいところ」に注目できるようになった
  • 「笑顔を増やす」「子どもの立場で考える」「毎日楽しく過ごす」など、大切なことに立ち戻れるようになった
  • 子育てに対する「自分の軸」が、以前よりできてきている感覚がある

また、大切なものを守りつつ、前に進むこともできるようになりました。以下は「小さな一歩」の一例です。

  • 時間をやりくりする方法を考え、子どもとの時間を取れるようになった
  • 子どもが運動できる方法を考え、少しずつ実践できるようになった

これらは、過去に何度考えてもいい方法が思いつかなかったのに、また新たなアイデアが浮かんだのがとても不思議でした。

そこで、もっと発展させて、「子どもの味方になりたい」人を集め、よりよい時間とコミュニティを作りたい。そう考え、「子どもを思う味方学®」を開催することにしました。

味方学®(みかたがく)とは?

味方学 ® (みかたがく)とは、大切な人の「人生の味方」でいる方法です。 敵を作らなくても味方でいられます。 人生の味方でいる心の持ち方とかかわり方を研究・実践する学びです。

原則は3つだけ。

【人生の味方「味方3原則」】
1.相手が目指していることを理解する
2.相手が今大切にしている思いだけでなく、未来に大切にしたい思いも大切にする。
3.相手がおもうように進んでいるときも、思うように進めない時も、相手の可能性を信じて見守る。

味方学研究会

子育て中でも気軽に参加できるZoomで開催

子育て中は、なかなか外出ができません。私も同じです。そのため、オンライン(Zoom)で開催することにしました。Zoomでも、ワークショップの効果は十分に感じられます。

パソコンやスマホ、タブレットがあれば参加できます。

味方学®を親として捉える「子どもを思う味方学」

味方学®のワークショップでは、毎回「誰の味方になりたいですか?」という質問があります。「子どもを思う味方学」では「子どもの味方になりたい」と設定してワークを進めていきます。

月に一度、子どもの味方としての自分と向き合う。そんな贅沢な時間です。

ワークの前に「味方3原則」「今日の味方度・確認シート」を確認

自分に質問をしていく前に、毎回「味方3原則」を確認します。

  • 相手が目指していることを理解する。
  • 相手が今大切にしている思いだけでなく、未来に大切にしたい思いも大切にする。
  • 相手が思うように進んでいるときも、思うように進めないときも、相手の可能性を信じて見守る。

「味方学®」では、この原則を実践する人を「味方」と定義しているのです。

また、「今日の味方度・確認シート」で、味方になりたいその人と関わる自分自身の状態を7つの項目でチェックします。毎回、とても気づきが多いポイントです。

メインのワークで自分に質問をしていく

その後、ワークシートに取り掛かります。ワークシートは9マスのマンダラチャートで作られています。

マンダラの下段中央の項目からスタートし、次に左、次に上、次に右のマスの質問に答えていきます。

その後、真ん中に全体を踏まえて思いや気づきを書きます。これまでの自分では考えつかなかったことが思いついている場合もあります。

月に一度、子どものことをしっかり考える

月に一度、定期的に開催することで、自分が子どもの味方としてどんな振る舞いをしているか、どう考えているかなどを振り返れます。

また、この後どうしていきたいかも考えられます。いまできることや、長期的なことを冷静に捉えられるのです。

参加者同士のつながりを作るオープンチャット

LINEのオープンチャットでグループを作ります。

参加者同士のオープンチャットを作ります。

ワークショップの感想や気付き、日々考えていることなどを共有したり、雑談したりしましょう。

ワークショップに一度でも参加された方は、LINEのオープンチャットにも参加できます。

参加は強制ではありません。オープンチャットに入っていなくても、ワークショップは快適に受けられるよう配慮します。

開催概要

子どもを思う味方学® 第1回

日時:毎月第2水曜日、または第1土曜日(※どちらかをお選びください) 14:00~15:30

ワーク1 4月14日(水)14:00~15:30 自分を受けとめる
ワーク2 5月12日(水)14:00~15:30 観る
ワーク3 6月9日(水)14:00~15:30 聞く
ワーク4 7月14日(水)14:00~15:30 安心感を届ける
ワーク5 8月11日(水・祝)14:00~15:30 大切にしたい思いを聞く
ワーク6 9月8日(水)14:00~15:30 自分の人生のハンドルを握る
ワーク7 10月13日(水)14:00~15:30 見守る

参加費(全7回):3万5000円(味方学ワークシート1冊+カモミールケアオリジナルハーブティ付き)
※カモミールケアオリジナルハーブティは、子どもにも優しいブレンドです。「おなかが痛い」「風邪っぽい」「寝つきが悪い」「イライラしている」ときのリラックス&胃腸ケアに。

定員:6名
※参加希望者多数の場合は、別途開催を企画する予定です。

※1ワークごと(5000円ずつ)のお支払い、途中からの参加も可能です。(カモミールケアオリジナルハーブティは、7回セットでお申込みいただいた方のみとなります)
※1ワークでも参加してくださった方は、LINEのオープンチャットに入れます。
※お支払い方法は、銀行振込となります。恐れ入りますが、振込手数料はご負担ください。
※参加できない回は、前日正午までにご連絡いただければ、振込手数料を引いた額を返金いたします(7回セットでお申込みいただいた方も同様です)。
※お申し込みの締め切りは、開催日の10日前4月4日(月)】とさせていただきます。(参加費のお支払いは、開催の7日前までにお振込みください)

コーチ・ファシリテーター:野田恵里さん

野田恵里(のだ めぐり)

ハーブコーチ
コーチングアカデミーインストラクター
味方学®︎トレーナー
マンダラエンディングノート®︎ファシリテーター
マンダラチャート認定講師
カモミールケア主宰

もともと心のことに興味があり、大学で心理学を専攻。会社員の頃にリフレクソロジーに出会い、体とともに心もケアできることに感激。会社を辞めてリフレクソロジーを学び、講師として活動。2009年よりコーチングアカデミーで、まずは「自分に活かしたい」とコーチングを学ぶ。2015年からは人に活かすためのコーチングを学び、講師としても活動しはじめる。コーチとして活動しながら、心と体のケアができるアロマセラピーやハーブの学びもスタート。クライアントに対して、コーチングだけでなく、アロマやハーブを組み合わせて支援。リフレクソロジーを始めてから一貫して「誰かの役に立ちたい」という思いが続いている。

現在は、NPO法人自然工房めばえ(練馬区)やカモミールケア新宿会場にて、コーチングアカデミーのメソッドがベースの「味方学®」や「マンダラエンディングノート®」を使ったワークショップを定期的に開催。コーチングアカデミーではコーチを育成している。愛知県出身、新宿区在住。 2歳の娘と夫の3人暮らし。

野田めぐりさんからひとこと

子を持つ母には、常識や世間、他の家族の考えと一線を引いて考える時間が必要です。

味方の立場で子を思い、「どう思う?」「どう考える?」「何がしたい?」「なにができる?」と、問いに心を傾けてください。

いい距離を保ちながら、味方になる方法を見つけていきましょう。

否定も肯定もせず、出てきたまま、言葉にならない何かをお互いに大切にしながら進められる。――そんな時間を作っていければと思います。

参加者のみなさん同士で安心安全の場を作っていきたいです。

これまで味方学®ワークショップに参加した方の感想

味方学のワークブックの質問に思うままに答えることで、自分なりの気づきや人と関わるヒントが見つけられることは、とても役に立ちます。また相手のことを大切に思うためには、
自分の気持ちが整っていないといけないこと、自分を大切にし自分の味方になること、これが第一なのだということにも気付かされます。

相手が気持ちよく話せるようにと考えると、相手のことをよく観察したり、待ったりできました。

自分から話すという事をあまりせず、言いたい事も言わなかった事を再認識。しかし相手との距離を縮めるためにも、自分を知ってもらうためにも、「話す」ということが大事と気づく。

参加者さんとのおしゃべりで、新しい気付きや共感があるので楽しい。

自分に安心感を届けることが、人への安心感へつながると思った。よく休もう!と思えた。

前回の答えと違い、考え方がシンプルになっていると思う。

普段感じていること、考えていることを整理して話すことができた。

相手の言葉にすぐに反応せずに、意識して一呼吸置いて、受け取れるようになった。

よくある質問

Q.子どもが不登校ではないのですが、参加できますか?

参加できます。

Q.子どもは何歳から何歳が対象ですか?

参加者のお子さんは、何歳でも大丈夫です。(企画者には7歳、11歳の息子がいます。)

Q.父親ですが、参加できますか?

もちろん、参加できます。

Q.親でも保護者でもありません。参加できますか?

「子どもの味方になりたい」と思っている方なら、誰でも大丈夫です。

Q.「子ども」ではなく別の人の味方として参加したいのですが、できますか?

申し訳ありません。今回は、「子どもの味方」として参加いただける方限定にさせていただきます。

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    4. ★アンケートにお応えいただく(任意)
    5. オープンチャットにご招待(希望者のみ)
    6. ★当日参加

    参考ページ

    味方学®について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

    味方学®のワークショップを企画しようと思ったきっかけはこちら。

    世の中にある不登校の記事では救われない
    https://note.com/emitochio/n/n6eb2926f7ef1

    正解が見つからない時代だからこそ、自分への「問い」が大事という話。

    不登校の子どもはどう育てれば正解なのか?
    https://note.com/emitochio/n/nec23ca0557d9

    味方になるってどういうことだろう? 私なりの考えを書きました。

    誰かひとりは最後の砦に
    https://note.com/emitochio/n/n60ca4ff53db4

    文中イラスト:金子アユミ